2013年 - VECサロン
2013年
- イチローさんに学ぶこと
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VEC事務局長 村上 正志
イチローさんに学ぶこと:「継続的プロ意識」
2013年8月21日ブルージェイズ戦の第一打席でイチローは、日米通算4000本安打を記録した。
打った後に、試合を止めて、チームメートやファンの祝福に答えた。古巣のマリナーズからも称賛のメッセージが届けられた。
“イチローさん、日米通算4000本安打達成、おめでとうございます。”
日経新聞社 http://www.nikkei.com/article/DGXZZO58785970S3A820C1000000/
試合後の会見
「こういうときに思うのは、別にいい結果を生んできたことを誇れる自分では別にないんですよね。誇れることがあるとすると、4000回のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかと思いますね。」
「これからも失敗をいっぱい重ねていって、たまにうまくいってという繰り返しだと思うんですよね。バッティングとは何か、野球とは何か、ということをほんの少しでも知ることができる瞬間というのは、きっとうまくいかなかった時間と自分がどう対峙するかによるものだと思うので。なかなかうまくいかないことと向き合うことはしんどいですけど、これからもそれを続けていくことだと思います」
イチローのことを書いた本をいくつか読んだ。
天才とは、努力せずに出来てしまう人のことを言うとしたら、イチローさんは天才ではない。
「道具を大切にする」=道具の手入れを怠らない。
「礼儀を忘れない」=球場に入る時に、練習場に入る時に、終わって帰る時に、お辞儀をする。
「規律ある生活をする」=お付き合いはしているが度を過ぎない。
「努力を惜しまない」
彼は小さいころから、親や少年野球のコーチから教えられたことを今も守っている。
「野球の本質を追究するプロ意識を身に付けた努力を惜しまない人」というのが、私が持つ彼の印象である。
「うまくいかない時ほど学ぶことが多い」これは、誰にでも共通して知り得ることだが、人は正面からこれに向き合う勇気と努力をなかなか持てないものだ。しかし、イチローはそれを当たり前にしている。もちろん、彼も18才の頃から持っているとは言っていない。「そんな若造の時に持っている訳ないでしょう」と言っている。
マリナーズ時代に、「負けている時に自分勝手だ」とチームメートに言われて、記録を祝うことを素直に喜べなかった時もあった。でも、周りに助けられたこともたくさんあったと思う。
長島茂雄さんからのメッセージ
「日米ともずば抜けた成績で、偉業というほかありません。自分自身の記録と比較しても、気が遠くなるような数字です。けがが少なく、いつもゲームに出ているからこそ達成された記録であり、コンディションに細心の注意を払っているイチロー選手の努力のたまものだと思います。常にグラウンドにいることは最高のファンサービスであり、まさにプロ中のプロと言えましょう。今後も一日でも長く第一線で活躍してほしい」
王貞治さんからのメッセージ
「メジャーで13年間、レギュラーを続けることは並大抵の努力でできるものではありません。常日頃から野球をする準備ができているからこそであり、その姿勢はすべての選手の見本となるものであり、すばらしいのひと言に尽きます」
ヤンキースのデレック・ジータ選手のメッセージ
「4000本のヒットはどこで打ったかには関係なく、すごい記録だと思う。チームメートになって見えてきたのは、どれだけ必死に練習しているかだ。常に何かに取り組んでいる。彼の野球に対する姿勢を尊敬している」
日頃のホットスタンバイを維持していく習慣づけの「プロ意識」は、少年野球時代に、広島東洋カープの前田智徳選手とシアトル・マリナーズのケン・グリフィー・ジュニア選手に憧れて日本プロ野球に入り、オリックス、マリナーズ、ヤンキースでの野球人生の中で培われたことであろうし、年齢を重ねるとともに体力課題も変わってくることへの挑戦を怠らなかった努力があってのことだと思われる。
イチロー選手のことを知れば知るほど、彼から学ぶことは多い。
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/イチロー#.E3.82.AA.E3.83.AA.E3.83.83.E3.82.AF.E3.82.B9.E6.99.82.E4.BB.A3_2
「今自分の職場で、何を学び、何のために何をするべきか。」ということについて場を変えて考えてみることも、永い人生の中ではたまには必要な、そして大切な時間であろう。