VEC事務局
VEC事務局長 村上 正志
VEC（Virtual Engineering Community）事務局長
- 1979～1990年まで、日本ベーレーのシステムエンジニアとして電力会社の火力発電プラント監視制御装置などのシステム設計及び高速故障診断装置やDirect Digital Controllerの製品開発に携わる。
＊関わった火力発電所は、北海道電力（苫東厚真、伊達）、東北電力（新仙台、仙台、東新潟）、東京電力（広野、姉ヶ崎、五井、袖ヶ浦、東扇島）、北陸電力（富山新港）、中部電力（渥美、西名古屋、知多、知多第二）、関西電力（尼崎、御坊、海南、高砂）、中国電力（新小野田、下関、岩国）、四国電力（阿南）、九州電力（港、新小倉、川内）、Jパワー（磯子、松島、高砂）、日本海LNG など - 1990年、画像処理VMEボードメーカーに移籍し、大蔵省印刷局の検査装置や大型印刷機械などのシステム技術コンサルティングに従事。
- 1995年、デジタルに移籍し、SCADA製品の事業戦略企画推進担当やSE部長を務める。（2004年よりシュナイダーエレクトリックグループ傘下に属す）また、1999年にはコーポレートコーディネーション／VEC（Virtual Engineering Company & Virtual End-User Community）を立ち上げ、事務局長として、「見える化」、「安全対策」、「技術伝承」、「制御システムセキュリティ対策」など製造現場の課題を中心に会員向けセミナーなどを主宰する。協賛会員と正会員のコラボレーション・ビジネスを提案し、ソリューション普及啓発活動を展開。
- 2011年には、経済産業省商務情報政策局主催「制御システムセキュリティ検討タスクフォース」を進言、同委員会委員及び普及啓発ワーキング座長を務める。
- 2015年、内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンターや東京オリンピックパラリンピック大会組織委員会などと交流。
- 2015年、株式会社ICS研究所を創設。VEC事務局長の任期を継続。世界で初めて制御システムセキュリティ対策e-learning教育ビデオ講座コンテンツを開発。
- 現在活動している関連団体及び機関
・公益財団法人日本適合性認定協会JABの制御システムセキュリティ技術審査員
・経済産業省の産業サイバーセキュリティセンター講師
・日本OPC協議会 顧問
・制御システムセキュリティ関連団体合同委員会委員
・日本能率協会主催「計装制御技術会議」企画委員
VEC規約に基づいて、VEC憲章を推進するVEC活動の事務局を担当します。
- VEC制度に関わる事務管理
- セミナー、分科会、各種会合実施に関する企画、立案、開催準備、議事録管理
- 各種イベントに関する企画、立案、開催準備
- ワーキンググループ活動に関する企画、立案、組成、活動準備
- ホームページ運営及び管理
- その他、VEC活動として取り組むべき事項
VEC事務局から会員の皆様へ
VEC事務局長を担当しております村上です。
日本の製造業やビル業界などに何か貢献することができないだろうかと考えて始めたVEC活動です。当初、ベンダ中心で進めておりました。ところが、ユーザの現場を訪問するに、現場の課題は、数多あることに気づきました。それらのニーズに一つのベンダでは全て応えられないことに悩んだものです。
そこで、複数のベンダの力を合わせることで新たなソリューションを創ることもでき、新たなビジネスも生まれてくることに気づき、それを実現するためにVEC提案してきた経緯があります。「見える化」「リモートメンテナンス」「M2M」「インターネット活用」とオープン化推進の路線から、「高度制御技術」「匠の技術」「現場の技術伝承」「標準化団体活動の紹介」「現場の本質安全」「機能安全と機械安全」「グループ安全」など広範囲の課題及びソリューションを手掛けてきました。2009年あたりからは、制御システムを標的にしたサイバー攻撃「制御システムセキュリティ」と「スマート化」「スマートグリッド」「エネルギー管理」「事故に学ぶ安全対策」などのテーマを取り上げてきました。2011年度には、経済産業省の「制御システムセキュリティ検討タスクフォース」にも参加協力させていただき、2012年には、制御システムセキュリティ関連団体合同委員会に参加させていただくことができました。
これも、偏に会員の皆様に助けられて今日まで活動が続けて来られたものと紙面をお借りして感謝申し上げたいと思います。 “ありがとうございます。”
敬具
VEC事務局長 村上 正志