索引(アルファベット順)

M(7語)

MATLAB

工作機械や車両の制御の世界で使われており、アルゴリズムを開発したり、扱っているデータそのものをいろんな表現スタイルで「見える化」したり、数値計算を行って高度なテクニカルシミュレーションを行ったりと目的に合わせて多様な活用を可能にしているテクニカルコンピューティング言語のこと。

MES

Manufacturing Execution Systemの略です。製造・生産現場における管理を統合的に扱うシステムです。ERPの欄も参照。
MESの定義については、MESA (Manufacturing Enterprise Solutions Association) International(http://www.mesa.org/)によるとMESの定義を11の機能としてあげており、そのどれかに該当するとMESであるという。

  1. 生産資源の配分と監視
    生産装置、工具、技能、資材、その他設備や文書など、作業を始めるのに必要な生産資源を管理する機能。生産資源の履歴データをきめ細かに提供し、装置が正しくセットアップされているか確認し、その状態をリアルタイムに表示する。これら生産資源の管理には、資源の予約と、作業日程を満たすための資源の割り振りも含まれる。
  2. 作業のスケジューリング
    製品の優先順位、属性、特徴、特定の生産単位に関連するレシピなどにもとづいて作業順序を決定する機能。色、外形など、正しく順序立てされれば段取り時間を最短にできるような特徴を含む。生産能力が有限だということを前提にして、代替作業工程や作業の輻そう・並行も考えた上で、正確な時間や装置の負荷を細かく計算する。交代勤務にも対応する。
  3. 差立て(さしたて)・製造指示
    生産単位の流れを、ジョブ、受注オーダー、バッチ、ロット、作業オーダーなどの形で管理する機能。差立情 報は作業順序にしたがって表示され、工場の状況によってリアルタイムに変化する。予定のスケジュールを変更する機能も持つ。手直しや救済のための工程手順を管理する機能だけでなく、工程の任意の地点でバッファー管理もふくめた工程内仕掛量の調整をする機能も持つ。
  4. 仕様・文書管理
    生産単位ごとに保守する必要のある記録・書式を管理する機能。作業指示書、レシピ、図面、標準作業手順書(SOP)、部品プログラム、バッチ記録、設計変更(ECN)、作業シフトどうしでの情報交換の他、計画された情報や製造途中の情報を編集する機能も持つ。作業者にデータを供給し、制御機器にレシピを送信することにより、工程レベルにまで作業指示を落とし込む。環境・健康・安全に関する規制を遵守するように統制する機能や、是正処置の手順などISO関連の情報もふくむ。履歴データの蓄積も行う。
  5. データ収集
    この機能は生産単位ごとの書式・記録を作成するのに必要な、各工程内での生産データ、生産パラメータ情報を得るためのインターフェース・リンクを提供する。データは工場内の製造装置から手作業や自動で、分単位のリアルタイム性をもって収集される。
  6. 作業者管理
    作業者の最新状況を監視する機能。作業時間や場所に関する報告や、認可履歴の他、活動基準原価計算の基礎データとなる材料の払出しや工具室作業などの間接作業を追跡する機能も持つ。生産資源配分の機能とともに、最適な作業割り当てを決めるためにも利用できる。
  7. 製品品質管理
    製造現場から収集された測定データをリアルタイムで分析し、適正な製品の品質管理を行い、注意を払うべき問題を特定する機能。問題を是正する対策を講じるように促し、原因を特定するために症状と対策、その結果を関連づける。SPC/SQCの追跡機能や、オフライン検査管理、LIMSにおける解析機能なども含む。
  8. プロセス管理
    生産状況を監視し、自動的に修正したり、作業者が実施中の活動を修正・改善するための意思決定を支援する機能。これらの活動は各作業で個別に行われる場合もあるし、機械や装置に特化したものの場合もある。また、作業から作業へと複数の工程をまたがって追跡することで監視・制御される場合もある。許容範囲を超える工程変更を工場の作業者に知らせるための警告管理も含む場合がある。MES自体のデータ収集機能を通じて、インテリジェントな装置とMESの間のインターフェースを提供する。
  9. 設備の保守・保全管理
    装置や工具の可用性・利用性を確保し、定期保全・予防保全のスケジュールを確定し、緊急の問題に対し警告をも発するために、それらに関する諸活動を追跡し、支持する機能。過去の出来事や問題の履歴を保管し、問題解決を支援する。
  10. 製品の追跡と製品体系管理
    仕掛品の位置とそれに対する次の作業をつねに目に見えるようにしておく機能。製品の状態に関する情報には、誰が作業しているのか、業者ごとの部品・資材、ロット、通し番号、現在の生産状況、警告の有無、手直しその他、製品にまつわる例外事項などがふくまれる。オンライン追跡の機能によって履歴データも生成される。この履歴データによって部品や最終製品の用途を追跡することができる。
  11. 実績分析
    実際の生産実績について、過去の履歴や期待される業績との比較をしながら最新状況を報告する機能。生産実績には、生産資源の利用率と可用度、生産単位のサイクルタイム、スケジュールに対する進捗度、標準に対する作業効率などが含まれる。SPC/SQCデータがふくまれる場合もある。各種指標を測定するさまざまな機能から収集されたデータをグラフ表示する機能もふくむ。これらの実績は報告書として出力されたり、現状の実績評価としてオンラインで表示されたりする。

Message Authentication Code (MAC) (メッセージ認証コード)

MAC は、メッセージをハッシュするために秘密鍵(3.2.20 対称暗号技術を参照してください)を使うアルゴリズムの結果として得られる短い断片的なデータです。メッセージの受信者は、同じメッセージと秘密鍵を使って一致するはずの MACを算出してメッセージの改ざんをチェックすることができます。

Microsoft Foundation Classes (MFC)

マイクロソフトのWindows(Windows 95)、Windows NTアプリケーション開発用のC++クラスライブラリです。マイクロソフトが販売するC++処理系パッケージであるVisual C++に付属しています。

MIDL 3.0

IDLをコンパイルしてヘッダ、プロキシとスタブのソースコードを出力するためのツールです。MIDLはOpen GroupのDCE RPCと上位互換機能を持ち、また、MIDL3.0は従来のODLファイルをコンパイルするMKTYPLIBツールを代替する機能を持ちます。

MRP(Material Requirement Planning)

資材所要量計画のこと。

MRP2(Manufacturing Resource Planning)

製造資源計画のこと。