開催報告 - 第50回VEC協賛セミナー東京

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21世紀:時代変化に対応したユーザーニーズトレンド

開催報告

2014年6月6日(金)東京で、第50回VEC協賛セミナーを開催いたしました。

今回は、「21世紀:時代変化に対応したユーザーニーズトレンド」と題し、各業界のユーザー様にご講演をお願いしました。

20年前のアラームオペレーションの考え方から今まで、そしてこれから先について、三菱化学の村田様にお話ししていただきました。
安全計装で人に委ねた後まで考えましたか?緊急対処時のアラームは、その時に何をするべきかを考慮しましたか?の貴重なお話しでした。

医薬品業界GMP対応のスペシャリスト横井様からは、従来の医薬品製造は「品質第一」でしたが、今後は法規制対応と生産効率向上の両立が重要であり、その中でどのようなことを対応していくべきかをお話しいただきました。

荏原製作所の大石様からは、半導体製造工場では、装置から多くの情報が工場管理ネットワークに上がっていくが、装置ベンダにとって必要な情報は工場から持ち出しができないので装置内で全てクローズしなければならないことから、その仕組みが必要であるなどのお話しをいただきました。

森ビルの渡部様からは、ビルの制御システムを対象にしたサイバー演習から学んだことや、人材教育の重要性についてお話をいただきました。

トヨタ自動車の高野様からは、生産工程のエネルギーの見える化や制御システムネットワークの拡張性やセキュリティの重要性についてお話をいただきました。

東京農工大の山下教授からは、国際標準化団体や海外の工業会の動向とつながりと役割の中で、エネルギー課題やマルチスケールモデリングやスマートプラントなどの最新技術の現場利用で現場とのつながりがより重要になっている中、VECでは多くのユーザーが参画し、ユーザーとベンダとエンジニアリング会社と商社が一つのテーブルを囲んで話し合える場となっていることはとても有意義であり、今後の会員の活動をより活性化していくことが大切である旨のお話をいただきました。

参加された方々からは、多くの満足の声をいただきました。ご講演された皆様、ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。次回のご参加をお待ちしております。

<参加者のアンケートから>
・医薬品業界においてシステム試験の自動化や生産方式が他国より遅れているというのは意外でした。
・情報系と制御系の知識を持った人材の育成が課題であることを認識しました。
・エネルギー効率の改善のためには、細かなデータ採りと誤差の評価が重要であると感じました。
・色々な未来像の資料があり、今後のビジネスの参考にしたいと思います。

当日の資料は、会員ページの「VEC図書館」に掲載されておりますので、VEC会員の方はそちらでご確認いただけます。 会員以外の方は、セミナーテキストを¥1,000でご購入いただけます。こちら「お問い合わせ」よりVEC事務局宛にお申込ください。