開催報告 - 第48回VEC協賛セミナー東京

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日本・アジア市場における産業オープン標準化技術の脈動

開催報告

2013年11月27日(水)東京で、第48回VEC協賛セミナー「日本・アジア市場における産業オープン標準化技術の脈動」を開催いたしました。

プラグメンテーション経営の時代に対応して、オブジェクト指向によるアプリケーション対応で、制御システムの情報をData Warehouseに蓄え、アプリケーション側は、必要となる(オブジェクト)ジャンルのデータ構造体Data Martを形成し、Data Warehouseから必要な情報を取り込むという形態でしかも各種ミッションのKPI(Key Performance Indicator)を監視するというITとの連携を作りだして経営していく。所謂、スマート化を実現していく時代になっています。

そんな中、制御システム設計環境もオブジェクト指向でのEdition 3.0をPLCopenが発表しており、運用時のデバイス情報吸い上げを実現するべく、FDT(Field Device Tool)でのDTM環境を設計時のPLCopen  Edition 3.0ツールでのプロファイルを連携させるコンフィギュレーションエンジニアリングツールを製品化している制御ベンダも増えてきていることから、欧州勢は 設計環境と運用環境の融合を実現しています。

次に、OPC UAとPLCopenとのコラボレーションで設計時の3D-CADやシミュレータとの連携環境を実現して、設計段階から運用時の課題を確認していける環境を実現してきており、さらに、OPC UAとFDTグループとのコラボレーションで、運用時のスマート化を実現してきており、設計時、運用時の両方のスマート化が現実のものとなってきております。

といったお話をさせていただきました。

そこへ、日本のモーション仕様の標準化が加わるとさらに好都合という訳です。
また、制御システム製品の運用、日本電気制御機器工業会の活動について、制御システムセキュリティ研究会の高橋様にお話ししていただきました。

参加された方々からは、多くの満足の声をいただきました。ご講演された皆様、ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。次回のご参加をお待ちしております。

参加者のアンケートから

  • OPC、PLCopenとの関係性(それぞれの守備範囲の関係/補完関係)が示されていてよかったと思います。
  • Ed 3.0の変更点、オブジェクト指向からみた特徴、プログラムイメージ、メリットの整理ができたと考えます。
  • XMLへの期待としてのエンジニアリングコスト低減が図れることを知りました。JIS化が多いに進むことを望みます。
  • 標準化団体の話が一日で聞けて有意義でした。
  • VEC以外の制御システムセキュリティへの対応を聞き、業界団体の今後のコラボに期待したい。

当日の資料は、会員ページの「VEC図書館」に掲載されておりますので、VEC会員の方はそちらでご確認いただけます。 会員以外の方は、セミナーテキストを¥1,000でご購入いただけます。こちら「お問い合わせ」よりVEC事務局宛にお申込ください。