開催報告 - 第43回VEC協賛セミナー東京
これからの日本を支えるビジネス戦略ソリューション
安定操業を支えるソリューション
開催報告
2012年6月8日(金)東京で、第43回VEC協賛セミナーを開催いたしました。
今回は、「安定操業を支えるソリューション」として、製造業だけでなく、ビルオートメーションなどにおける安定操業を支えるソリューションを各会員様が紹介しました。
安定操業を継続していくには、エネルギー・サプライチェーン・安全性・装置や設備の保全性の確保、制御システムセキュリティ対策の実施、気象災害などのリスク管理など、見える化をして監視・制御を行うことが欠かせません。
日本政府が決定した東北と東京以外の節電対策の実施により、さらにエネルギー対策は最重要課題となってきました。
エネルギー対策は、節電やピークカットだけでなく、発電やエネルギー変換、チャージや複合利用など様々ですが、その実施には見える化の技術と経験に基づくノウハウが必要です。
会員様の自社事業所での実施経験から得たことをベースに、商社様からのご提案も含め、さまざまな解決策(ソリューション)をお話していただきました。
大阪会場では、工場エネルギーの他、商社様からのソリューション提案や、仮想化技術を活用した安定操業についてもお話がありました。
アンケート内容を見て思いますに、安定操業を支える技術は、エネルギー、サプライチェーン、情報連携、M2M、安全、制御システムセキュリティなど様々な課題に渡っていることが、聴講された方々に伝わったことだと思います。
特に、今回は、技術商社の役割は大きく、ユーザーの課題をいち早く受け止め、ベンダだけでは解決しない課題を解決するのに、総合的なソリューション展開をしていることが求められる時代になったことをお感じになった方は少なくないと思います。
参加者のアンケートから
- 安定操業に関する現状がよくわかりました。ありがとうございます。
- 非定常な世界にあることがよくわかりました。
- 安定操業のための最新技術のお話は特に興味深く、考えたいと思います。
- 現状の把握から安定操業の見直しの必要性を感じました。楽しく聞かせていただきました。
- 昨年の災害により、電気エネルギー供給の弱さが露呈しました。これを教訓に新旧技術の見直し、融合を考えます。
- 省エネソリューション、機会があれば利用したいと思います。
- 見せる化の展開→ポータルへ。予測技術の具現化と分析のセンスの落とし込み
- 予測も含めた点がユニークだと思います。
- 節電対策を興味深くお聞きしました。
- 48時間予測はおもしろいと思います。これを工場外へ応用できることを期待します。
- 見える→見せる→もうかる がおもしろかったです。
- エネルギーの回生と蓄電は継続的な工場のニーズになると思います。
- ロボットの回生コンバータおよびDC/DCインバータは新しい知識でした。
- 回生エネルギー回収は有効ですが、単体でのエネルギー量が少ないと蓄電は必須ですね。
- どこかで一度、Citectを利用してみたいと思います。
- 簡単にユーザーニーズを満たすSCADA製品のあることがわかりました。
- エネルギーマネージメントの事例を興味深くお聞きしました。
- 社内でも聞く機会が無いのでよかった。
- 海外案件があれば是非利用してみたいと思います。
- 国内装置メーカーの海外現場とのリモートメンテの実例があれば知りたい。
- GriDRIVEの面白さは理解できました。輸出には有効だと思いました。
- セキュリティに対してあまり深く考えたことがなかったため、よい勉強になりました。
- グローバルな時代のセキュリティは重要ですが、人間教育とコストがネックと思う。
参加された方々からは、多くの満足の声をいただきました。ご講演された皆様、ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。
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