開催報告 - 株式会社立花エレテック VECセミナー大阪
制御システムの見える化、そしてスマート化へ
開催報告
紅葉も終わりに近づき、米国中東部では大雪のため交通事故が多発。お隣の韓国も早い積雪のニュースがある12月第2週目の2013年12月10日(火)に、大阪で株式会社立花エレテック VECセミナー「制御システムの見える化、そしてスマート化へ」を開催いたしました。
見える化とスマート化の違いにフォーカスして、できるだけ具体的なプロダクトベースでお話しようと、プログラムをセッティングしてみました。
- 制御装置から取り込んだデータを管理するData Warehouse
- Data Warehouseからオブジェクト別に必要となるデータを抜き取って構成するデータブロックのData Mart
- 制御装置からData Warehouse経由Data Martまでをつなぐ情報モデル
- 情報モデルを授受する通信プロトコル仕様にOPC UA
- 通信仕様は、ファイヤーウォールを通過してセキュアな通信を実現するためにOPC UA
- 無線通信に無線LANが使われるのに、どのような課題があるのか
- 無線通信に920MHz仕様を使用するとどのように変わるのか
- 無線通信ゾーン設計が必要で、それをベースに現場の無線通信を管理していく必要がある旨
- 屋外の無線通信で2.4GHzを使用する時は、豪雨の度合いで使えなくなる限界がある。それを知って操業運転で困らない制御システム設計が必要
- インターネットを使用する場合は、SHODANもあることから、制御システムセキュリティ対策が必要
- 制御システムセキュリティ認証には、CSMS認証(現場を抱えるユーザー及びエンジニアリング会社対象)、SSA認証(制御システムのセキュア認証)、EDSA認証(制御システムで使用されるコンポーネント対象)がある。
- 制御システムセキュリティのセキュアな制御システムを構築設計するには、様々なセキュア製品とセキュリティ対策製品が必要となる。
などのスマート化していく技術情報を提供させていただきました。
情報が豊富で、時間内に入りきれないセミナーでしたが、いくつかの商材もご紹介できましたので有意義だったと思います。ご参加された皆様はいかがでしたでしょうか?
ご講演された皆様、ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。次回のご参加をお待ちしております。
参加者のアンケートから
- 工場設備内で無線を使用する機会が増えているので、とても勉強になりました。
- デバイスサーバの種類や選択法などがわからないので勉強したい。
- M2Mクラウド構築にあたり、各機器からご説明いただいたことで、体系的に理解することができました。
- 実際の制御ネットワークに対するウイルス被害の挙動が知りたい。
- 実証実験の紹介等があり、わかりやすく有用だと感じました。
当日の資料は、会員ページの「VEC図書館」に掲載されておりますので、VEC会員の方はそちらでご確認いただけます。 会員以外の方は、セミナーテキストを¥1,000でご購入いただけます。こちら「お問い合わせ」よりVEC事務局宛にお申込ください。