開催報告 - 第2回VEC制御システムセキュリティ対策ソリューションカンファレンス

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水もガスも電気も工場も止まる
標的型サイバー攻撃の脅威から制御システムを如何に守るか

開催報告

2013年5月30日(木)・31日(金)東京にて、第2回VEC制御システムセキュリティ対策ソリューションカンファレンスを開催いたしました。

両日とも、エンドユーザー、エンジニアリング会社、装置/制御ベンダ、商社、各工業会の方々など150名以上にご参加いただき、会場満席の大盛況で終わることができました。これも、ご講演していただきました皆様のおかげと感謝申し上げます。

VECでの制御システムセキュリティ対策カンファレンスは、制御システム/装置/ネットワーク/製品、そして現場で、具体的にどのような対策を行わなければならないかについて、技術、制御仕様、製品取り扱い、マネージメント、アセットマネージメント、普及啓発といったDetailを取り上げることで、サイバー攻撃から制御システムを守ることができる本格的対策を目的としたカンファレンスです。

今回は、IEC62443の公表されている文献についてご紹介し、具体的に制御システム/装置/製品で対応していかなければならない対策や技術やマネージメントについて、解説させていただきました。

2日目のパネルディスカッションにおいては、下記項目について関連業界への要望として挙げさせていただき、講演者をはじめ会場の皆様の満場一致で賛同を得ることができました。

  1. 制御システムネットワークにつながる制御装置や製品は、セキュアな通信プロトコルを導入して欲しい。
     ⇒制御ベンダへの要望
  2. 制御装置内のフィールドバスでもセキュアな通信プロトコルやルールを検討して欲しい。
     ⇒フィールドバス標準化団体への要望
  3. 制御システムセキュリティ対策についてユーザーが実現できる制御製品取り扱いガイドラインを出して欲しい。
     ⇒制御ベンダ/装置ベンダ工業会団体への要望
  4. 制御システムセキュリティ対策についての制御ベンダ向け設計ガイドラインを出して欲しい。
     ⇒ユーザー業界工業会団体への要望
  5. 現場の人たちへの認識改革としてのインサイドセミナー実施
     ⇒VECなどへの要望

VEC事務局のインサイドセミナーを要望されるVEC会員の方は、VEC事務局までご連絡ください。

※次回は11月28日の開催を予定しています。

アンケートより

  • 攻撃者の視点を理解することで、対策の本質が見えてきました。
  • セキュリティ対策の実用的な事例で参考になりました。
  • 制御システムセキュリティの必要性を理解するためにも、最新情報の共有は重要と思います。
  • 今まで考えていたよりも身近な脅威であることがよくわかりました。
  • これだけの話を無料で聞けてとても有意義でした。また次回も参加したい。
  • IEC62443に絞っての講義は初めてであり、大変勉強になりました。
  • 制御システムセキュリティ対策の実施にあたっては、マネージメントが大切であることを感じました。
  • それぞれの分野のユーザー発表は有益でした。
  • 現在の脅威に対する危機感がよく伝わってきました。

参加された方々からは、多くの満足の声をいただきました。ご講演された皆様、ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。

当日の資料は、会員ページの「VEC図書館」に掲載されておりますので、VEC会員の方はそちらでご確認いただけます。

カンファレンステキスト(1日目・2日目) 各¥1,000
「サイバー攻撃に強い制御システムを構築するには」(Part1・2) 各¥1,000

「In Detail サイバー攻撃に強い制御システムを構築するには」Part1

【1p】Part1:セキュリティ・ゾーン設計の必要性
【10p】Part2:ゾーン設計の詳細と留意事項
【18p】Part3:インシデントフローチャート作成と脆弱性情報

「In Detail サイバー攻撃に強い制御システムを構築するには」Part2

【2p】Part4:ベンダ対応とエンジニアリング受注に向けて何をすべきかの一考察
【13p】Part5:機能安全・機械安全と制御システムセキュリティ(上)
【22p】Part5:機能安全・機械安全と制御システムセキュリティ(下)
【32p】Part6:攻撃側のスキルと高セキュアコーディングについて
【42p】Part7:現場の制御システムセキュリティ5Sとセキュリティアセッサについて

こちら「お問い合わせ」よりVEC事務局宛にお申込ください。