第16回VEC制御システムセキュリティ対策カンファレンス
受付終了
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デジタル時代のサイバーレジリエンスを実現するには
主催: VEC事務局 / 情報掲載日: 2022年10月吉日
<申込締切:2022年11月16日(水)>
産業界では、デジタルトランスフォーメーションが進みサプライチェーン及びバリューチェーンが企業間連携をさらに進める中、サイバーレジリエンス対策の取り組みが求められています。
2022年4月に船舶業界の国際船級協会からIACS UR E26とE27が公開されました。
2022年9月15日にEU Cyber resilience Act.が発行されました。
サイバーレジリエンスは、操業継続に必要な制御システムをサイバー攻撃から守りきって実現できます。それには、脆弱性識別情報管理やインシデント検知機能とインシデント発生後の処理対応が手順化され管理されていることが求められます。さらにEUでは、工場の審査を2025年後半から始めることがEU Cyber resilience Act.の発行で示されています。工場の設備は、CEマーキング取得デジタル製品であることが求められます。産業用デジタル製品のCEマーキング取得条件に第三者認証取得が義務付けされます。この動きは、EU以外のエリアにおけるEU企業の工場にも求められていきます。
船舶業界においては、国際船級協会IACSから船舶のサイバーレジリエンス要求が出ており、2024年1月1日以降の船舶発注契約から対象としております。
このサイバーレジリエンス対応の産業用デジタル製品(PLC、DCS、CNC、SCADAなど)は、高リスク対象としてCEマーキングでは、第三者認証取得が求められております。さらに、生産システムには、インシデントアラートが工場のオーナーにわかるようにインシデントシーケンス設計及び実現が求められます。
「従来のCEマーキング製品はどうなりますか?」という質問を受けることがあるのですが、求められているのは、生産システムのサイバーレジリエンス対応です。生産システムを構成するデジタル製品にサイバーレジリエンス対応ができないものがあると実現しません。このサイバーレジリエンス実現に必要なソリューションを中心にこのカンファレンスを企画しました。
会場 | 参加資格・参加費 | 受付 |
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Google Meet(後日参加URLをお知らせいたします) | VEC会員以外参加可 参加費無料 | 受付終了 ご来場ありがとうございました |
プログラム
はじめに: 13:00~13:10
- 講演題目
- 「開催にあたって デジタル・レジリエンス」
- 講師
- VEC会長/東京農工大学大学院 工学研究院 教授 山下 善之 様
基調講演: 13:10~13:50
- 講演題目
- 「デジタル時代のサイバーレジリエンス要求で2025年以降が変わる市場について」
- 講師
- VEC学術会員/株式会社ICS研究所 村上 正志
- 講演概要
- DXが進んで更にGAIA-X/DATA-EXが整備され、EUでは、EU Cyber resilience Act.が発行されました。これから先、どのような動向になるかについて解説していきます。
10分休憩
セッション1: 14:00~14:30
- 講演題目
- 「国際データ連携基盤 Gaia-X/Catena-Xを安全に活用するためのセキュリティ対策
- 講師
- NTTコミュニケーションズ株式会社 イノベーションセンター 境野 哲 様
セッション2: 14:30~15:00
- 講演題目
- 「『セキュリティリスク=ビジネスリスク』フォーティネットが考えるOTセキュリティ対策の進め方」
- 講師
- フォーティネットジャパン合同会社 OTビジネス開発部 藤原 健太 様
10分休憩
セッション3: 15:10~15:40
- 講演題目
- 「企業の事業継続性を高めるサイバーレジリエンス」
- 講師
- 株式会社日立ソリューションズ セキュリティマーケテイング推進部/Security CoE 扇 健一 様
セッション4: 15:40~16:10
- 講演題目
- 「製品開発における多層防御と脅威リスクモデル設計の重要性について」
- 講師
- 株式会社ICS研究所 村上 敬祐 様
ディスカッション: 16:10~16:40
- テーマ
- 「サイバーレジリエンスについて」