VEC意見交換会

受付終了

このイベント・セミナーの参加受付は終了いたしました。

新しい時代に適応したサイバー攻撃に強い工場


※第58回VEC運営委員会 終了後、15:00頃~

今回は、以下の二つの研究分科会で取り上げているテーマについて具体的要望を参加会員からいただいてディスカッションを重ねたいと存じます。また、このテーマは11月27日~29日開催の展示会「IIFES 2019」(東京ビッグサイト)でのVECブースでのテーマでもあります。
できるだけ多くの方にご参集いただければ幸いです。

会場参加資格・参加費受付
NTTコミュニケーションズ株式会社
田町グランパークタワー 4F 
401会議室 地図
VEC会員のみ参加可
参加費無料
受付終了
ご来場ありがとうございました
オブザーバー
VEC会長 山下 善之(東京農工大学大学院工学研究院 教授)
司会
VEC事務局長 村上 正志(株式会社ICS研究所 代表取締役社長)

VECでは、
・「IoT/CPS研究分科会」
・「制御システムセキュリティ研究分科会」
の二つの活動を展開しております。

1.IoT/CPS研究分科会



プロセスオートメーションでは、デジタルトランスフォーメーションや計装制御のAI導入やサプライチェーンへの情報連携などで、データモデルや情報モデル連携構造をどのように設計していくと良いかの課題に、OPC FoundationのCompanion Specificationを使った構造設計手法を研究と、セキュアに現場のデータを取り込むことができるLocal 5Gの使い方研究を取り上げて活動しております。



ファクトリーオートメーションでも、デジタルトランスフォーメーションやAIが導入され、生産管理のリスケジューリングや中間在庫管理の適正管理、消耗部品の予知保全と部品発注に関わるサプライチェーン連携、機械単位/セル単位の稼働率やエネルギー効率を考慮した製造ライン計画など、様々な課題解決に向けた高度な対策が実現できるようになっている。また、ローカル5Gを採用することで、通信ケーブルのコスト削減やレイアウト変更の自由度向上で製品製造に合った生産方式の適用など、工場の経営における高度な改善を実現することができます。



既に、OPC UAドライバはSDKを使用することで数分でドライバを開発できます。システムインテグレーションの仕事は、データ/情報モデルの連携構造をインテグレートすることになります。
新しい時代に適応したシステムインテグレーション力を高めましょう。

2.制御システムセキュリティ研究分科会

サイバー攻撃に強い工場を実現するためには、サイバー攻撃に強い制御装置が求められ、サイバー攻撃に強い制御コントローラやコンポーネントが必要になるのですが、そのためには、2018年頃から更新されているIEC62443に適応した制御製品及び制御システムが開発できる企業力が求められています。それには、制御製品のハードウェアからファームウェア、ソフトウェア、ネットワーク、デバイス、サービスシステムなどにIEC62443のセキュリティ要件を満たし、脆弱性識別検証テストとロバストネステストとペネトレーションテストをクリアできる対策技術と管理手法を学んで、サイバー攻撃に強い制御システムを構築できる企業力を持ちましょう。



さらに、「つるまいプロジェクト」でペネトレーションテストの研究結果を共有して、企業力を高めましょう。

これからの設備や工場を効果的に経営していく上で、ここに上げている対策技術や管理手法を採用して、市場の変化に適応でき、サイバー攻撃に強い施設や工場を実現できる企業力をつけることが求められてきます。