VEC研究分科会
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第34回制御システムセキュリティ研究分科会
主催: 制御システムセキュリティ研究分科会 主査 カスペルスキー 松岡 正人 / 情報掲載日: 2018年8月吉日
携帯電話や通信機器などの製造下請けを事業とする台湾TSMCの半導体製造工場が、8月3日にWannaCryの亜種版にサイバー攻撃され、6日に回復できたという情報が公開されております。1万枚以上のウェハーを廃棄したり、次回デリバリが遅れたりなど、被害総額は数百億円以上に及んでいるようです。
日本企業の製造現場では、まだWindows7が使われており、今回のWannaCry亜種版が標的にしている脆弱性と同じリスク状況にあります。セキュリティレベルの高いファーム環境でのアプリケーション対応ができておらず対策が遅れていたり、コストをかけないセキュリティ対策で現場対応が進んでいなかったり、抱えている状況は深刻化しています。
また、国際産業界によっては、製品に組み込まれるコンピュータ部品の登録を義務付けしているところや、サプライチェーンの関連するパートナ企業間ではコンピュータ製品の脆弱性情報の提供を義務付けしている設備オーナー企業も登場しております。その要求に応えられずに競合切替されている企業も出始めています。
各産業界における制御システムセキュリティガイドラインも公開されてきました。国際標準規格IEC62443やISA Secure認証も更新されております。
制御システムセキュリティ対策においても
①リスクアセスメントの実施
②脆弱性識別管理
③サプライチェーンでのセキュリティ品質情報連携
④インシデント対応と短時間回復
⑤CSMS(サイバーセキュリティマネージメントシステム)の徹底
などの重点課題が明らかとなっています。
制御システムセキュリティ対策を学べる研修講座(有料)もあり、セキュリティベンダが提供するソリューションを正しく効果的に採用することができるようVEC協賛・正会員が協力し合って活動しております。
参加される方は、申し込みフォームよりお申込みください。
会場 | 参加資格・参加費 | 受付 |
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株式会社カスペルスキー トレーニングルーム 地図 | VEC会員のみ参加可 参加費無料 | 受付終了 ご来場ありがとうございました |
議事次第
- “つるまいプロジェクト”今後のスケジュール確認
- WG報告
①CSMS認証WG:BSIグループジャパン
②E-learning教育WG:ICS研究所 - ユーザー会員企業との意見交換
テーマ1:CSMS認証のメリットと各産業界の実情について
テーマ2:制御システムセキュリティ対策の事例について - 第11回制御システムセキュリティカンファレンス開催準備確認
- 関連団体合同委員会報告
- 業界関連情報共有など
- 次回開催日程